新幹線の線路メンテナンス・保守
高橋軌道有限会社では、新幹線線路をメインとした軌道工事を専門としており、上越新幹線及び北陸新幹線の区間内の工事を承っています。
終電から始発までの夜間に、レール交換や保守点検などを行い、日々新幹線が事故なく安全に走行できるよう、線路を守る業務です。
作業の遅れが、新幹線運行に影響が出てしまう、責任感ある業務ですが、社会貢献のため、協力し合いながら業務を行っています。
レール交換
レールの交換作業です。
時速300kmで車輪がレール上を転がる為、表面の消耗が激しく、レール表面が削れたままにしておくと、異音や大きすぎる揺れなどを引き起こす原因となってしまいます。
そのため、定期的な交換が必要となります。
マクラギ交換
マクラギとはレールを支えるだけでなく、道床への負担を軽減させるクッションの役割も果たしております。
走行による荷重や振動により劣化や損傷が生じるため、定期的な交換を行います。
道床交換
道床とは、レールの下部分にある砕石を敷き詰めた部分になります。
道床も、長年の荷重や振動により劣化や損傷が生じてしまうため、同じく定期的な交換を行います。
道床つき固め(レール高さ調整)
道床つき固めとは、レールの微妙な歪み・ずれを直すために、高さを調節する作業になります。
このレールの歪み・ずれは、道床が緩んで沈下するために発生するのもです。緩んだ道床を固めて水平に戻すという作業を行います。
地震対策転倒防止装置取り付け
地震が起こった際に、走行中の新幹線が脱線しない様、守る装置の取り付け作業です。
日本は地震大国のため、地震に負けない線路を造る必要があります。
地震発生時、乗客の命を守る為の重要な作業となります。